こんにちはクマです。
米国の金利政策もだんだんと落ち着きを見せてきました。2月の金利引き上げは0.25%ということで、年内には引き上げが止まるのではと期待しています。でも最近の円高傾向で、評価額は落ち込んでいる今日この頃です。
私は、50代後半のため、年金をもらえる65才まではもう10年もありませんし、年金暮らしになったら入金力もゼロになりそうなので、その間はまだ米国の成長は見込めると考え、S&P500に連動するインデックスファンドとETFの比重を増やし、かつ高配当の【VYM】や連続増配株に投資をしてキャピタルゲインよりはインカムゲインへ移行しつつあります。
そのような中で、今注目しているのが、2023年1月13日に東証に上場した【2236】グローバルX S&P500配当貴族ETF(GXUS配当貴族)です。
【2236】GXUS配当貴族とは
投資対象 S&P500配当貴族指数(円換算)に採用されている銘柄
S&P500配当貴族指数(円換算)は、S&P500構成銘柄のうち、浮動株調整後時価総額30億米ドル以上、一日平均売買代金500万米ドル以上の銘柄の中から、過去25年間以上連続して増配している米国上場企業の株式により構成される指標。なお、S&P500配当貴族指数(円換算)は、S&P500配当貴族指数をS&P500 Dow Jones Indices LLCが円換算したもの。リバランスは、年1回で、毎年1月の最終営業日の取引終了後に有効となる。
銘柄数は64。上位10位は以下の顔ぶれです。(情報はYAHOOファイナンスほか)
PER 株価が、1株当たりの当期純利益の何倍になっているかを示す。一般的にPERが高いと利益に比べて株価が割高、低ければ割安とされる。
PBR 株価が、直前の本決算期末の1株当たり純資産の何倍になっているかを示す。PBRが小さいほど株価が割安とされる。
EPS 1株当たりの純利益を示す。数値が高いほど企業の収益力は高く、当期EPSと前期以前のEPSを比較することで、企業が順調に成長しているかを判断することができる。
- 【BEN】フランクリン・リソーシズ <金融> 米国の資産運用持株会社。フランクリン・テンプルトン・インベストメントは子会社。米国内外の機関投資家、個人資産家、ラップ口座保有顧客に投資信託の運用・管理、投資アドバイス、株主向けサービス、オープンエンド型ファンドの引き受け、売り出し・募集、証券代行、証券保管、信託などのサービスを提供。PER13.15倍 PBR1.45倍 EPS2.53倍 増配率:1年3.54%、3年3.67%、5年7.11%、10年12.30% 配当性向:41.06% 連続増配:26年
- 【PNR】ペンテア <工業> 英国の産業用バルブ・メーカー。主要製品は各種バルブ、特殊アプリケーション用バルブ、スイッチ、制御システム、フィルターなど水・廃水用アプリケーションなどのフロー技術製品など。同社製品は石油、ガス、電気、鉱業、化学、食品の各分野で使用される。また、電子機器や熱管理ソリューションも提供。本社はマンチェスター。PER17.78倍 PBR4.05倍 EPS3.34倍 増配率:1年5.00%、3年5.52%、5年-1.78%、10年6.73% 配当性向:49.84% 連続増配:3年
- 【AOS】AOスミス <一般消費財> 住宅、商業、工業市場向けに温水機器や電気モーターの製造と販売を北米、中国などで展開。2.5~119ガロンサイズの住宅用ガス・電気温水機器のほか、レストラン、ホテル、クリーニング工場、洗車場など向けに業務用標準・特殊温水機器(6~594ガロンサイズ)、高効率銅管ボイラー、貯水槽を製造、販売。米国のほか、米国外5カ国で工場を操業。PER22.64倍 PBR5.94倍 EPS3.05倍 増配率:1年7.55%、3年8.03%、5年14.09%、10年19.83% 配当性向:55.19% 連続増配:28年
- 【CAT】キャタピラー <工業> 建設機械や大型エンジンの米国大手メーカー。建設産業部門は建設用機械を製造し、バックホウローダー、スキッドステアローダ、ホイールローダ、トラック掘削機などを含む。資源産業部門は鉱山用の電動ショベル、ドラグライン、タイヤドーザ、電子制御装置、トンネル掘進機など、電気システム部門はレシプロエンジンやタービンを扱う。PER20.77倍 PBR8.05倍 EPS11.93倍 増配率:1年8.03%、3年6.04%、5年8.66%、10年6.62% 配当性向:47.22% 連続増配:29年
- 【APD】エアープロダクツ・アンド・ケミカルズ <原材料・素材> 大気ガス、特殊ガス、機能材料、ガス処理装置の世界大手メーカー。商業ガス部門は酸素、窒素、アルゴン、医療ガス、特殊ガスなどを販売。大規模ガス供給部門は石油・天然ガス精製所、化学工場などに水素や一酸化炭素を提供する。電子・機能材料部門は特殊化学品やポリウレタン中間体などの機能材料を扱う。PER28.05倍 PBR4.81倍 EPS10.16倍 増配率:1年-19.00%、3年11.78%、5年11.26%、10年10.60% 配当性向:2092.88% 連続増配:40年
- 【NUE】ニューコア <原材料・素材> 米国の鉄鋼メーカー。熱延・冷延鋼板、鋼板、構造用鋼、鋼棒を扱う。また、鋼鉄梁、大梁、鉄甲板、冷間仕上げ鋼材、留め金、建設用鋼材、軽量鉄骨枠、鋼製グレーチング、エキスパンドメタル、ワイヤー、金網などを製造。その他に、直接還元鉄の製造、金属・非鉄金属、銑鉄の売買のほか、合鉄金の供給や鉄鋼・非鉄鋼屑の処理を行う。PER7.6倍 PBR3.43倍 EPS23.23倍 増配率:1年17.20%、3年7.84%、5年5.85%、10年3.23% 配当性向:6.57% 連続増配:49年
- 【SPGI】S&Pグローバル <金融> 米国の金融・ビジネス・教育関連サービス企業。「スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)」のブランド名で信用格付けを行うほか、投資・資産アドバイザー、投資家などに研究・分析ツールを提供。また、「JDパワー・アンド・アソシエイツ」の名前で市場調査を行う。また、教育関連の出版や情報サービスを提供。本社所在地はニューヨーク。PER29.69倍 PBR44.24倍 EPS12.56倍 増配率:1年8.72%、3年13.34%、5年15.15%、10年12.53% 配当性向:39.50% 連続増配:16年
- 【DOV】ドーバー <工業> 米国の総合工業製品メーカー。通信、ライフサイエンス、航空宇宙、産業市場向けに通信機器や部品を製造。エネルギー関連では石油・ガス掘削用ドリル、コントロールバルブ、貯蔵タンク監視システムのほか、発電用モーターや圧縮機などを製造。業務用冷凍装置、業務用キッチン、ごみ収集車、コーディング装置など製品は多岐にわたる。PER20.44倍 PBR5.49倍 EPS7.81倍 増配率:1年1.00%、3年1.19%、5年6.47%、10年8.48% 配当性向:49.17% 連続増配:66年
- 【FRT】フェデラル・リアルティ・インベストメント・トラスト <金融> 米国の不動産投資信託会社。小売・複合施設の所有、管理、開発、再開発を手掛ける。主に米国東北部、中部太平洋地域、およびカリフォルニア州において、近隣ショッピングセンターに投資活動を行い、複合施設やショッピングセンターを所有する。PER32.21倍 PBR4.12倍 EPS3.51倍 増配率:1年0.94%、3年1.27%、5年1.66%、10年4.24% 配当性向:81.32% 連続増配:54年
- 【LIN】リンデ <原材料・素材> 米国の産業ガスメーカー。大気ガス(酸素、窒素、アルゴン、希ガス類)と加工ガス(二酸化炭素、ヘリウム、水素等)を取り扱い、医療機関、石油精製、半導体、鉄鋼、航空宇宙、化学品、水処理産業等に提供。また、工業ガス製造機器、耐摩耗・熱・腐食性の金属・セラミック系コーティング剤と粉末を提供。本社所在地はコネチカット州ダンベリー。PER43.73倍 PBR3.74倍 EPS7.4倍 増配率:1年10.31%、3年2.27%、5年8.76%、10年8.34% 配当性向:33.19% 連続増配:30年
業種別内訳
※一つのセクターで30%を超えないように調整されるとのこと。だからそのセクターで条件にあった銘柄があっても、30%を超えてしまう場合は、別のセクターの銘柄を入れるということ。
- 生活必需品 20.6%
- 資本財 19.9%
- 素材 13,1%
- 金融 11.5%
- ヘルスケア 10.5%
- 一般消費財 7.6%
- 不動産 4.8%
- 公共事業 4.7%
- 情報技術 4.4%
- エネルギー 3%
信託報酬 0.3025%
売買単位 1口
分配金支払い基準日 毎年1月24日、3月24日 5月24日、7月24日、9月24日、11月24日(年6回)
【2236】GXUS配当貴族は買うべきか
まだ、できたてほやほやのETFなので、分配金などの実績ができてからでも遅くは無いと思います。ただ、2月3日時点での出来高が14万を超えて注目度が上がっています。今後、価額が上昇していく可能性がありますので、早めに購入するのも悪くないと思います。私は220口保有しています。→ 2月6日現在で1,002円になり、上場来高値に近づいています。
なお、上位銘柄を見た時に、【NUE】ニューコアがすごいなと感じました。PER7.6倍 PBR3.43倍 EPS23.23倍 増配率:1年17.20%、3年7.84%、5年5.85%、10年3.23% 配当性向:6.57% 連続増配:49年
5年チャートです。S&P500(青色)を2022年に入ってから急激にアウトパフォームしていることがわかります。今後、注目していきたいと思います。