S&P500に連動するETF 【IVV】【VOO】【SPY】【SPLG】の比較

S&P500

こんにちは、クマです。

今回は、ETF(上場投資信託)のうちS&P500に連動したETF(上場投資信託)を取り上げます。

S&P500とは

まず、S&P500のおさらいです。

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが、ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場している企業のうち主要産業の代表的な500銘柄を株式の時価総額で加重平均し、指数化したものです。米国株式市場の時価総額の約80%を占めています。

加重平均株価 株式数などの重みを反映させて算出した平均株価で、株価合計を銘柄数で割った単純平均株価とくらべて市場水準を見るのに適しているとされる。

チャートを見て分かるように、コロナショック後は、コロナ前よりも右肩上がりで強く上昇しています。ちなみにTOPIX(東証株価指数)のチャートを見てみましょう。

コロナショック後の回復度合いは、米国市場とくらべてやや弱いですね。回復力と上昇率から、米国株式への投資が盛んなことが納得できます。

東証株価指数(TOPIX) 日経平均株価と並ぶ日本の代表的な株価指標で、東京証券取引所第一部上場全銘柄を対象として、算出・公表している株価指数。東証1部上場の全銘柄(2,159社)の浮動株数に基づく時価総額を合計して計算している。1968年1月4日を基準日として、当時の時価総額を100として指数を算出。日経平均株価(225銘柄)よりも市場全体の値動きを表しているとされるが、大型株の値動きの影響を受けやすい。

 

S&P500に連動したETF

現在、S&P500に連動した外国籍ETFには【IVV】【VOO】【SPY】【SPLG】があります。その基準価額チャートを比較してみましょう。

 
 
 
 

当たり前ですが、ほぼ同じ動きです。そこで、比較表を作成してみました。

 iシェアーズ・コア S&P 500 ETFバンガード・S&P 500 ETF SPDR S&P 500 ETFSPDR ポートフォリオ S&P 500 ETF
ティッカーIVVVOOSPYSPLG
設定日2000年5月15日2010年9月7日1993年1月22日2005年11月8日
純資産総額(百万米ドル)279,686.64 (2021/05/28)225,730.52 (2021/05/28)361,937.44 (2021/05/28)10,306.48 (2021/05/28)
現在値416.77382.82414.9248.96
52週高値425.94(21/06/15)391.2(21/06/15)425.4600(21/06/15)50.0400(21/06/15)
52週安値300.21(20/06/29)274.74(20/06/29)298.9300(20/06/29)35.1200(20/06/29)
出来高7,290,719.001,291,904.00118,676,3022,206,187
経費率0.03%0.03%0.0945%0.03%
騰落率1ヶ月1.61.61.591.59
騰落率6ヶ月14.2914.3114.2514.32
騰落率1年37.7737.7837.6537.81
騰落率5年124.09124.12123.5141.77
設定来332.62379.981542.98463.7
決算回数年4回年4回年4回年4回
配当6.915.386.930.67
配当利回り1.63%1.38%1.64%1.35%
PER32.28(21/06/17)26.3(21/05/31)22(21/06/17)21.99(21/06/17)
東京証券取引所上場1655/2563(為替ヘッジあり)×1557×
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純総資産額が一番大きいのは【SPY】ですね。米国ETF第1号として設定から28年もの歴史があり、規模・流動性において世界最大のETFとして知られています。【IVV】【VOO】も資産額は巨大で、少なそうに見える【SPLG】でも103億ドルあまり(およそ1兆1,330億円)という大変な額となっています。

ETFのデメリットの一つは資産額が減少して、繰上償還されてしまうことなので、資産額の大きさは長期にわたって運用されるかどうかを見極める基準として重要です。この点、いずれも安心できるものと考えて良いと思います。

 

【IVV】iシェアーズ・コア S&P 500 ETF

【IVV】は設定来21年が経過している【SPY】に次いで歴史のあるETFです。

経費率は、0.03%となっています。

注目されるのは、圧倒的な出来高です。【VOO】の5.6倍、【SPY】の61倍となっていて人気の高さを示しています。流動性が高いことは、それだけ売買しやすいということにつながります。

配当利回りは1.63%で、1.64%の【SPY】と拮抗しています。

【IVV】は、経費率の低さ、流動性の高さ、純資産総額、配当利回りとも優れたETFであると言えます。

なお、東京証券取引所にも上場しています。証券コードは【1655】です。為替変動リスクの低減を図る為替ヘッジありは【2563】です。国内株式と同様に、円貨決済で為替手数料がかかりませんので、低コストのこれらの東証ETFでも良いでしょう。

【VOO】バンガード・S&P 500 ETF 

【VOO】は、ウォーレン・バフェットが薦めているということもあり、何かとよく聞くETFですね。バンガードであれば安心という感じがします。

4つのうち一番若いETFですが、それでも11年ほどの歴史があります。純資産総額は【IVV】に迫る成長ぶりです。

経費率は0.03%で、【IVV】【SPLG】と同じです。

出来高は、【IVV】には及びませんが、【SPY】【SPLG】のそれは超えています。

配当利回りは1.38%で、【IVV】【SPY】の1.6%には及びません。

現在値は、【IVV】【SPY】より低いので、比較的買いやすいかもしれません。

【SPY】SPDR S&P 500 ETF

前述したように【SPY】は、設定から28年もの歴史があり、規模・流動性において世界最大のETFとして知られています。

経費率は、0.09%あまりで、【IVV】【VOO】の0.03%と比べると高いです。少しでもコストを下げたいのであれば【SPY】は厳しいです。

出来高は、【IVV】【VOO】と比べると少ないですが、ETFとしては多いと思います。

配当利回りは、1.64%と【IVV】の1.63%を若干上回っています。

現在値が最も高いですが、配当利回りのためか人気が衰えないようです。

なお、東京証券取引所にも上場しています。証券コードは【1557】です。国内株式と同様に、円貨決済で為替手数料がかかりませんので、【SPY】を検討するならば低コストの【1557】でも良いでしょう。

 

【SPLG】SPDR ポートフォリオ S&P 500 ETF

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは、2020年1月24日に【SPLG】のベンチマークを「SSGA大型株式指数」から「S&P500指数」に変更しました。これにより、【IVV】【VOO】に対抗できる低コストのETFとして生まれ変わりました。ちなみに、下表のとおり一群となる【SPMD】【SPSM】【SPTM】もベンチマークが変更されています。

ティッカーSPLGSPMDSPSMSPTM
変更前の名称SPDR® ポートフォリオ米国 大型株式 ETFSPDR® ポートフォリオ米国 中型株式 ETFSPDR® ポートフォリオ米国 小型株式 ETFSPDR® ポートフォリオ米国 トータル ・スト ック ・マーケ ッ ト ETF
変更前の対象指数SSGA 大型株式指数S&P 1000®指数SSGA 小型株式指数SSGA トータル・ストック・マーケット 指数
変更後の名称SPDR® ポートフォリオ S&P 500® ETFSPDR® ポートフォリオ S&P 400 中型株式 ETFSPDR® ポートフォリオ S&P 600 小型株式 ETFSPDR® ポートフォリオ S&P 1500 コンポジット・ ストック・マーケット ETF
変更後の対象指数S&P 500®指数S&P 中型株 400 指数S&P 小型株 600 指数S&P コンポジット 1500 指数
経費率0.03%0.05%0.05%0.03%

【SPLG】は、同じS&P500に連動する【SPY】よりも経費率が低くなり、また価額が8分の1程度となっているため購入しやすいと思います。

配当利回りは1.35%で、【IVV】【SPY】に及びませんが、【VOO】には匹敵しています。【VOO】の有力対抗馬として今後の成長が期待されます。

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