投資信託の話 S&P500か全世界株式か

S&P500
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S&P500や全世界株式といったインデックスファンドはさまざまあります。現在、私は eMAXIS Slim米国株式(S&P500) を積み立てています。

なぜ eMAXIS Slim米国株式(S&P500) なのか、についてはこちら

投資信託の話 S&P500指数に連動するインデックスファンドについて
こんにちは、クマです。 今回は、S&P500指数をベンチマーク(目安)とするインデックスファンドについてです。 S&P500指数 S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが、ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場している企業のうち...

今回は、S&P500と並んで人気のあるインデックスファンドに全世界株式があります。よく話題になるのが、S&P500か全世界株式かという二者択一の問いですね。

ここではコストが低く、私が積み立てているeMAXIS Slimシリーズで考えてみたいと思います。

まず、eMAXIS Slimシリーズでは、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)があります。なお、eMAXIS Slimシリーズ全世界株式(日本を除く)というものもあります。

 

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)をベンチマークとし、1口当たりの純資産額の変動率を対象インデックスの変動率に一致させることを目的とした運用を行います。

2021年8月6日現在で、基準価額16,878円、純資産総額5,713.54億円となっています。

コストは0.0968%です。

とにかくインデックスファンドの定番ですね。

7月21日付けで信託金限度額の変更があり、それまでの5,000億円から2兆円となっています。上の表を見ても、純資産総額の増加がうなぎ登りであることがわかります。前年比+324.5の伸びです。

リターンは、6か月で43.49%、1年で39.40%、3年で17.15%となっています。

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) は、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)をベンチマークとし、ファンドの1口当たりの純資産額の変動率を対象インデックスの変動率に一致させることを目的とした運用を行います。

2021年8月6日現在で、基準価額15,611円、純資産総額2,486.06億円となっています。

インデックスの国・地域別構成比率は、先進国87%、新興国13%となっています。

先進国は、アメリカ 57.8%、日本 6.5%、イギリス3.8%、フランス 2.9%、カナダ2.8%、その他13.1%。※その他(ドイツ、スイス、オーストラリア、ベルギー、アイルランド、ノルウェー、イスラエル、ニュージーランド、オーストリア、ポルトガル、オランダ、スウェーデン、香港、イタリア、スペイン、デンマーク、シンガポール、フィンランド)

新興国は、中国 4.9%、台湾1.8%、韓国1.7%、その他4.6%。※その他(インド、ブラジル、南アフリカ、ロシア、サウジアラビア、タイ、トルコ、ペルー、ハンガリー、コロンビア、アルゼンチン、ギリシャ、チェコ、エジプト、パキスタン、メキシコ、マレーシア、インドネシア、カタール、フィリピン、ポーランド、チリ、アラブ首長国連邦、クウェート)

全世界株式といっても、米国が58%ほどを占めています。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と並んで、人気のあるファンドです。純資産総額の伸びも、前年比+522.56となっています。

コストは0.1144%です。

リターンは、6か月で32.81%、1年で36.8%となっています。

 

S&P500か全世界株式か

私は、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を選んでいます。もうリタイアまでに10年ぐらいなので、それまでに年金を補助できる程度の資産づくりをしようと考えているので、リターンが良く、コストの低いこちらを選びました。アメリカの株式時価総額は世界の44%を占めており、10年くらいはアメリカの成長は期待できると思いましたので。

そうはいっても、新興国にも投資したいという欲もありました。新興国株式のインデックスファンドに投資したこともありますが、価額の変動が激しくて心臓に悪いために止めました。それと、新興国の経済発展が、株価に反映されにくいなどの意見も聞きます。

今後、世界経済がどうなるかは私には分かりませんが、変化があった時には投資対象を変えれば良いのではないでしょうか。

その点、 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) であれば、リバランスをしてくれるので、ほったらかしでも良いのかも。

リタイアまでに20~30年の長期投資をできる時間を持っている人であれば、こちらが良いのではないでしょうか。30年前後の長期になるとどのように世界市場が変化しているか、誰も分かりませんから。全世界に投資して、銘柄の組み替えもしてもらえるのであれば安心じゃないでしょうか。

結局、先行きは分かりませんけれども、短期か長期か、自分に残された投資時間をもとに考えれば良いのでは無いかと思います。

なお、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は、日本市場のパフォーマンスを享受できないので除外しました。ただ、国内の株式や投資信託を組み入れている人は別ですが。

なお、投資信託ではなくETFが良いという人はこちら。

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