こんにちは、クマです。
今回は、S&P500指数をベンチマーク(目安)とするインデックスファンドについてです。
S&P500指数 S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが、ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場している企業のうち主要産業の代表的な500銘柄を株式の時価総額で加重平均し、指数化したもの。米国株式市場の時価総額の約80%を占めている。
インデックスファンド インデックス=指標、ファンド=投資信託。株価指数などの指標に連動した運用を目指す投資信託のこと。ファンドの運用対象はベンチマークとする指数の採用銘柄とほぼ同じ銘柄群とされるのが通常。
私は、現在eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を毎月積み立てています。始めて7か月ですが、今のところ10%前後のリターンとなっています。米国株式の力強さを感じます。
つみたてNISA対象のS&P500インデックスファンド
S&P500をベンチマークとするインデックスファンドはいくつか商品があります。
ファンド名称 | 委託会社 | 信託報酬 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | SBIアセットマネジメント㈱ | 0.0938%程度 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 三菱UFJ国際投信㈱ | 0.0968%以内 |
つみたて米国株式(S&P500) | 三菱UFJ国際投信㈱ | 0.2200% |
Smart-i S&P500インデックス | りそなアセットマネジメント㈱ | 0.2420% |
iFree S&P500インデックス | 大和アセットマネジメント㈱ | 0.2475% |
NZAM・ベータ S&P500 | 農林中金全共連アセットマネジメント㈱ | 0.2640% |
米国株式インデックス・ファンド | ステート・ストリート・グローバル・アドバイ ザーズ㈱ | 0.4950% |
農林中金<パートナーズ>つみたてNISA米国株式 S&P500 | 農林中金全共連アセットマネジメント㈱ | 0.4950% |
上表は、現在つみたてNISAの対象となっているファンドを信託報酬の低い順で並べたものです。
信託報酬からすると、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が圧倒的に有利であることが分かります。長期投資になると、塵も積もれば山となるですから、コストの差は無視できません。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の比較
信託報酬が圧倒的に低いSBI・V・S&P500インデックス・ファンドとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を比較してみたのが下表です。
SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | |
設定日 | 2019年9月26日 | 2018年7月3日 |
ベンチマーク | S&P500株価指数(円換算ベース) | S&P500(税引き前配当金込/円換算ベース) |
運用 | ファミリーファンド方式 | ファミリーファンド方式 |
投資対象(比率) | バンガード・S&P500 ETF(99.37%) | S&P500採用銘柄 |
委託会社 | SBIアセットマネジメント | 三菱UFJ国際投信 |
基準価額 | 15,076 | 16,429 |
純資産 | 240,451百万円 | 491,168百万円 |
設定来高値 | 15,076円 (21/06/29) | 16,429円 (21/06/29) |
設定来安値 | 7,742円 (20/03/24) | 8,432円 (20/03/24) |
信託報酬 | 0.0938%程度 | 0.0968%以内 |
買付手数料 | なし | なし |
信託財産留保額 | なし | なし |
解約手数料 | なし | なし |
決算日 | 9月14日 | 4月25日 |
分配金 | なし | なし |
基準価額騰落率1週間 | 1.79% | 1.79% |
1か月 | 2.80% | 2.73% |
3か月 | 9.11% | 9.13% |
6か月 | 22.87% | 22.98% |
1年 | 48.39% | 48.85% |
設定来 | 50.76% | 63.67% |
トータルリターン1か月 | 0.74% | 0.72% |
6か月 | 22.70% | 22.88% |
1年 | 43.23% | 43.53% |
設定来 | 46.65% | 59.75% |
取扱証券会社 | SBI/マネックス | SBI/楽天/マネックス |
表を見ても、ぱっと見では変わりがあまりないようにも思います。少し詳しく見ていきましょう。
- 投資対象を見ると、SBIはバンガード・S&P500 ETF(VOO)を買い付けるファンドであることが分かります。VOO自体も上場投資信託ですからコストがかかり、現在の経費率は0.03%となっています。それでもSBIは、eMAXIS Slimよりコストを低く抑えています。
VOOや、同様にS&P500に連動するETFについてはこちら。
- 基準価額の騰落率は、直近1年間ではほぼ変わりませんが。設定来で見るとeMAXIS Slimの方が13%ほどより上昇しています。
- トータルリターンも同様で、設定来で見るとeMAXIS Slimの方が上回っています。
- 純資産は、eMAXIS SlimがSBIの2倍ほどとなっています。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を選ぶ
私は、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を選択しました。
既述のようなこともあったのですが、一番は取引している楽天証券でSBI・V・S&P500 インデックス・ファンドを取り扱っていなかったこともあります。
そして、eMAXIS Slimシリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」と明言しているため、将来的にはSBIのそれを下回るかもしれないという期待もあります。
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